公務員のとき、働きながら独学でWebを覚えました。
プログラミングスクールには行っていません。全部独学で、かかった期間は4年ほどです。
そのあと未経験でWeb業界に転職して、いまは食品会社で通販とWebマーケティングをやっています。
この記事では、何を、どの順番で、どうやって覚えたかを書きます。うまくいかなかった部分も書きます。
結論:順番より「作りたいものを先に決める」ほうが効いた
先に結論です。
よくある「HTML→CSS→JavaScript→…」という順番で進めようとして、私は一度も最後まで行きませんでした。
続いたのは、作りたいものが先にあって、必要になったところだけ調べるやり方に変えてからです。
この進め方の良いところは、調べたことが必ず何かに使われることです。使わなかった知識は、だいたい忘れます。
実際に通った順番
結果として、こういう順番になりました。
1. HTML / CSS
自分のブログの見た目を変えたくて触り始めました。
文字の大きさを変える、色を変える、余白を空ける。最初にやったのはその程度です。
ここで大事だったのは、自分のサイトという「壊していい場所」があったことでした。
2. WordPress
サーバーを借りて、WordPressを入れて、テーマをいじる。
この一連を自分でやったことが、あとで一番効きました。面接で「URLを出して、これを作りましたと言える」のは強いです。
PHPを本格的に書けるようになったわけではありません。やりたいことがあるたびに調べて、貼って、動かして、を繰り返しただけです。
3. アクセス解析
記事を書いても読まれないので、どこから来て、どこで離脱しているのかを見るようになりました。
これが一番、いまの仕事に直結しています。
作るところまでは、今はツールがやってくれます。でも公開したあとに数字を見る習慣は、自分で回していないと身につきません。
4. 広告
最後が広告です。出稿して、数字を見て、止めて、変えて。
ここまで来ると、もう「勉強」ではなく運用です。
使った教材
高い教材は使っていません。
学習サイト
基本はProgateのような手を動かしながら進める学習サイトです。読むだけの教材より、書いて動かすほうが残りました。
本
本も読みました。ただ、読んだだけでは身につきません。
必ずテストサイトを作って、そこで試すようにしていました。自分のブログを壊したくないので、練習用を別に用意しておく。これは最初にやっておいてよかったです。
スクールは検討しませんでした
理由は単純で、料金が高すぎて無理だと思ったからです。
検討して見送ったというより、最初から選択肢に入っていませんでした。なので、スクールの中身については何も言えません。
時間はどう作ったか
平日の21時から23時、2時間です。
帰宅して、風呂に入って、そこから。それ以外の時間はやりませんでした。
土日にまとめてやろうとした時期もありましたが、続きませんでした。休む日をなくすと、どこかで嫌になります。
4年でどのくらい進んだかというと、記事が300本ほど、月間2万PVくらいです。特別なペースではないと思います。

公務員が独学するときの、特有のしんどさ
職場では一切できない
当然ですが、職場のパソコンは使えません。昼休みに調べものをすることもしませんでした。
つまり、使えるのは完全に自分の時間だけです。民間で「業務に関係あるから」と勉強時間を確保できる人とは、前提が違います。
誰にも相談できない
これが一番きつかったです。
職場にWebが分かる人はいません。情報システム課にいましたが、そこは調達と運用の部署であって、自分でサイトを作る部署ではありません。
そして職場の外でも言いにくい。収益化していたこともあって、話す相手がいませんでした。
詰まったときに聞ける人がいないというのは、独学の一番の壁だと思います。
つまずいたところ
「何を作ればいいか分からない」期間が一番長かった
教材は進められるのに、いざ自分で作ろうとすると手が止まる。ここが一番長かったです。
抜けたきっかけは、自分のブログという「作るもの」が先にあったことでした。目的があると、調べるべきことが勝手に決まります。
動くけれど、正しいのか分からない
調べて貼ったコードが動く。でもそれが良い書き方なのかは分からない。
これは独学では最後まで解決しませんでした。解決したのは、仕事で他人のコードを触るようになってからです。
独学では身につかなかったもの
入社してすぐ思い知ったのが、好きなように書けばいいわけではないということでした。
仕事のコードには型があって、それに沿って書く必要があります。あとから他の人が触るからです。
逆に、いろいろなお客さんのサイトを何十件もメンテナンスしたことで、デザインの感覚が身につきました。自分のサイト1つだけでは、見る数が足りません。
ここは、独学では絶対に手に入りませんでした。

もし、いまの私が最初の3ヶ月をやり直すなら
順番の話をしましたが、もう少し具体的に書きます。
最初の3ヶ月で教材を全部やろうとしないでください。これをやると、だいたいそこで終わります。
私ならこうします。
1週目:置き場所を作る
サーバーを借りて、WordPressを入れて、とりあえず1記事書いて公開する。中身は何でもいい。「公開されている自分のページ」があるかないかで、その後が全部変わります。
2〜4週目:見た目を変える
文字の大きさ、色、余白。やりたいことが出てくるたびに調べる。ここでHTMLとCSSが自然に入ります。
2ヶ月目:アクセス解析を入れる
数字が見えるようになると、続ける理由ができます。読まれていないと分かるのはしんどいですが、ここで折れる人と続く人が分かれます。
3ヶ月目:記事を増やす
この時点で技術を増やそうとしない。量を出すほうが先です。
私は最初、この逆をやりました。教材を順番に進めて、作るものがないまま知識だけ増やそうとして、2回やめています。
3ヶ月やって残るのは、知識ではなく習慣のほうです。
いまから始める人へ
私が独学していた頃と、前提が1つ大きく変わりました。
ChatGPTやClaudeのようなAIがあります。詰まったところをその場で聞ける。エラーの文章を貼れば、何が起きているのか説明してくれる。
さっき「独学の一番の壁は聞ける人がいないこと」と書きましたが、そこはかなり埋まりました。
特に公務員は、職場に聞ける人がいないことが多いはずです。ここは大きいと思います。
いま聞かれたら、私は独学を勧めます。
独学は、転職でどう効いたか
1回目の転職で、私は50社以上落ちています。
それでも最終的に評価されたのは、市役所での9年ではなくこちらのほうでした。
面接で言われたのは、この一言です。
自力でここまでやったのはすごいですね。
褒められたのはPVの数字ではなく、誰にも言われずに4年続けて、必要なことを自分で調べてきたという事実のほうでした。
これは後から気づいたことです。企業が見ていたのは成果の大きさではありませんでした。
独学で身につけたことが、いまの経歴でどこまで評価されるのか。気になるなら、まず確かめてみるのも一つの手です。
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名前は第二新卒向けですが、在職中の転職希望者も対象です。最終学歴が高卒以上であれば使えます。地域の指定がないので、地方に住んだままで問題ありません。
29歳までです。
※いずれも無料です。私自身はこれらを利用していません(私が使ったのはリクルートエージェントです)。条件で選べるように並べています。登録しても、必ず転職しなければいけないわけではありません。
まとめ
・順番より、作りたいものを先に決めるほうが続く
・結果として HTML/CSS → WordPress → アクセス解析 → 広告 の順になった
・教材は学習サイトと本。必ずテストサイトで試す
・時間は平日21〜23時の2時間。土日はやらない
・公務員は「職場で一切できない」「相談相手がいない」という制約がある
・いまはAIがあるので、その壁はかなり下がった
転職で何が必要だったかは公務員から未経験でWeb業界へ|50社落ちて分かった必要な3つに、副業として収益化していた話は公務員がブログの副業で月50万。そのあと怖くなって辞めた話にまとめています。

