高卒で公務員になった理由を聞かれると、少し答えにくいです。
「地域のために働きたかった」というような、きれいな理由ではないからです。
この記事では、私が大学に行かずに地元の市役所を選んだ理由と、9年勤めて辞めたいま、その選択をどう思っているかを書きます。
結論:失敗だったとは言えない。ただ、市場価値だけで見れば別の道があった
・大学に行かなかったのは、お金の理由と、家計を支える必要があったから
・公務員を選んだのは、やりたいことがなく、地元を離れたくなかったので、地元で安定していて休みが多い仕事にしたから
・市場価値だけで考えれば、手に職をつけられるところに行ったほうがよかった
・ただ、いまの結婚相手と出会ったのは市役所だった。だから、失敗だったとは言えない
大学に行かなかった理由
お金の問題と、早く働きたかったこと
大学に行かなかった理由は、まず金銭的なものです。
それから、早く働きたかったからです。
家計を支える必要があった
進路を決めるころ、母は病気で、父はけがで働けませんでした。
家計を支える必要があったので、進学より、働いて収入を得るほうを選びました。
工業系の高校で情報処理を学んで、卒業してすぐに働き始めています。
公務員を選んだ決め手
やりたいことは、特になかった
正直に書くと、やりたい仕事があったわけではありません。
地元を離れたくなかった
そして、地元を離れたくありませんでした。地元が好きだったのと、実家の両親の近くにいたかったからです。
そうなると、選べるのは地元にある仕事です。
地元で、安定していて、休みが多い
地元にあって、安定していて、休みが多い。
この条件で選んだのが、市役所でした。

9年たって、その選択をどう思っているか
市場価値だけで見れば、手に職をつけられるところのほうがよかった
いま振り返ると、市場価値という点では、手に職をつけられるところに行ったほうがよかったと考えています。
転職活動では、明らかに不利だった
理由は、転職活動で明らかに不利だったからです。
市役所を辞めて転職しようとしたとき、50社以上から不採用をもらいました。9年働いた経験があっても、それは民間企業が求める経験とは違いました。
最終的に評価されたのは、市役所の仕事ではなく、在職中に独学していたWebのほうです。
高卒であることがどう影響したかは高卒の公務員が民間に転職して不利だったかに詳しく書いています。
それでも、失敗だったとは言えない
ただ、市役所を選んだことが失敗だったかと聞かれると、そうとも言えません。
いまの結婚相手と出会ったのが、市役所だったからです。
キャリアだけで見るか、それ以外も含めて見るかで、答えが変わる選択だったと思います。

高卒で進路を考えている人、いま高卒で公務員の人へ
安定や地元を理由に公務員を選ぶのは、おかしくない
私のように、お金や家の事情で進学を選べない人もいると思います。
やりたいことが決まっていなくて、地元を離れられないなら、地元で安定していて休みの多い仕事を選ぶのは、筋の通った判断です。
ただ、入ったあとに「手に職」を意識しておく
公務員の仕事の経験は、民間に出たときにそのまま評価されるとは限りません。私はそこで苦労しました。
公務員を続けるにしても、いつか外に出る可能性が少しでもあるなら、民間でも通用するスキルを少しずつ積んでおく。私の場合、それがWebでした。
ただし、公務員の副業には制限があります。私がどういう状態だったかは公務員がブログの副業で月50万。そのあと怖くなって辞めた話に隠さずに書いています。
いま高卒で公務員で、外を見てみたい人へ
いまの経歴が外からどう見られるのかを知るだけなら、辞める必要も、転職を決める必要もありません。
高卒でも使えて、年齢や地域の条件がはっきりしているサービスを並べておきます。
- 年齢制限なし
- 全国
- 登録のみ・面談なし
エージェントではなく、登録すると想定年収と適性診断が出るサービスです。担当者から電話がかかってくる形式ではないので、まだ動くと決めていない段階でも使えます。
年齢も地域も学歴も条件がないので、30代でも地方在住でも試せます。
- 18〜28歳
- 全国対応・オンライン面談可
- 高卒・中退・既卒OK
名前のとおり第二新卒向けですが、高卒・中退を対象だと明記している数少ないサービスです。オンライン面談で完結するので、地方に住んだままでも使えます。ただし29歳以上は対象外です。
- 18〜29歳
- 全国対応
- 高卒以上
名前は第二新卒向けですが、在職中の転職希望者も対象です。最終学歴が高卒以上であれば使えます。地域の指定がないので、地方に住んだままで問題ありません。
29歳までです。
※いずれも無料です。私自身はこれらを利用していません(私が使ったのはリクルートエージェントです)。条件で選べるように並べています。登録しても、必ず転職しなければいけないわけではありません。
まとめ
・大学に行かなかったのは、お金と、家計を支える必要があったから
・公務員を選んだのは、地元を離れたくなかったので、地元で安定していて休みが多い仕事にしたから
・市場価値で見れば、手に職をつけられるところのほうがよかった。転職活動では明らかに不利だった
・それでも、結婚相手と出会えたので、失敗だったとは言えない
9年間の流れは高卒で市役所に入り、9年で辞めるまでにまとめています。

